用語解説

第37回:ゲートウェイ

ゲートウェイ(gateway)

ゲートウェイとは、LANと外のネットワークなど、2つのネットワークを接続して、相互に通信するために必要となる機器、もしくはシステムのことです。OSI参照モデルの全階層を認識して、通信媒体や伝送方式といった違いを吸収し、異機種間での接続を可能とします。

ひとくちにゲートウェイ(gateway)と言ってもその内容は様々で、専用の機器である場合もあれば、コンピュータ上で稼動するソフトウェアである場合もあります。

たとえば電子メールを例にとってみると、インターネットにおける標準的な電子メール、Lotus社のNotesメール、携帯電話から送られる電子メールなど、その規格は様々です。これらはメール自体に関する規格も違えば、ネットワークを伝送される形式も異なりますが、お互いに送信しあうことが可能です。これはメールゲートウェイと呼ばれる、電子メール用のゲートウェイが相互にフォーマットを変換しているからです。

このように相手方のネットワークに沿った規格へ変換して、相互乗り入れを可能とするのがゲートウェイの特徴です。

単にゲートウェイと言った時はルータを指すことが多く、この場合はLANから外のコンピュータヘアクセスする場合の出入り口という意味を持ちます。この時、標準として使用されるゲートウェイのことをデフォルトゲートウェイと呼び、LAN外に向けたパケットは、一旦このデフォルトゲートウェイへ送られてから、外のネットワークへと流されることになります。

関連用語

>>戻る【第36回:bps(ビーピーエス)】

>>続く【第38回:コリジョン】

第37回:ゲートウェイ

TOP