用語解説

第76回:電子メール(e-mail)

電子メール(e-mail)

電子メール(e-mail)とは、簡単に言うと手紙のコンピュータネットワーク版です。電子メール用のアドレスを各人が持ち、この電子メールアドレスを宛先として、コンピュータ上で書いたメッセージを電子データのまま送ることができます。電子メールを運用するためのシステムには様々なものがありますが、インターネットの普及によって一般的には電子メールと言えばインターネットメールのことを指すようになりました。

電子メールを利用するには、専用のアプリケーションを使うことになります。こうしたアプリケーションをメーラーと呼びます。メーラーによって作成した電子メールは、相手の電子メールアドレスを宛先に指定して送信を行います。送信された電子メールは一旦相手のメールサーバで保管され、先方がメールサーバに対して電子メールの受信確認を行った際に届けられます。電子メールが相手に届けられる時間は中継するネットワークの速度によって変化しますが、基本的にはデータの送受信と変わりありません。本当の手紙のように2~3日かかるということはなく、ほとんどの場合瞬時に相手へと届けられます。

電子メールには、本文を記した文字データだけでなく、様々なファイルを添付して送ることができます。ファイルであればほとんど何でも送ることができると言えますので、今では顧客とのやり取りに電子メールを利用して、納品までのすべてのやり取りをネットワーク上で完結させる事例も珍しくありません。ただしこの添付ファイルを悪用した形のコンピュータウイルスも多数存在するため、身に覚えのない添付ファイルが送られてきた場合には注意が必要です。

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