用語解説

第29回:LANケーブル

LANケーブル

ネットワーク上の各ノードを接読するために使うケーブルがLANケーブルです。ネットワーク接続に用いるため、ネットワークケーブルとも呼びます。ケーブルの種頼は単一ではなく、使用するネットワークの規格に応じて様々な種類があります。

バス型LANであるEthernet(イーサネット)の10BASE-2や10BASE-5といった規格では、テしビの接続に使うような同軸ケープルをLANケーブルとして用います。そのケーブル特性についても定められており、10BASE-2では太さ5mmの同軸ケーブル(Thin coax),10BASE-5では太さ10mmの同軸ケーブル(Thick coax)を利用します。

スター型LANであるEthernetの10BASE-Tや100BASE-TX、1000BASE-Tといった規格では、ツイストペア(より線)ケーブルを用います。これは電話線のモジュラーケーブルと似た構造を持つもので、電話線が4本の内部線を持つのに対し、8本の線をそれぞれ対により合わせた4対のツイストペア構造となっています。このケーブルは等級によってさらにカテゴライズされており、カテゴリ3が10BASE-T用、カテゴリ5が100BASE-TX用、カテゴリ5e/カテゴリ6が1000BASE-T用となります。カテゴリはアッパーコンパチ(上位互換)となっているため、上位のカテゴリ5eを使って100BASE-TXネットワークを構築しても問題ありません。

最後にリング型LANとなるToken Ringですが、こちらもEthernetの10BASE-Tや100BASE-TXと同様にツイストペアケーブルを用います。使用するケーブルのカテゴリは伝送速度によって異なり、4Mbpsの場合にはカテゴリ3、16Mbpsの場合には力テゴリ4を用います。

関連用語

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