用語解説

第56回:スター型LAN

スター型LAN(star network)

スター型LANとは、ネットワークの接続形態を示す用語の1つで、ハブと呼ばれる集線装置を中心として各コンピュータを接続する方式がスター型LANです。中心のハブから星状に線が伸びていくことから、この名前が付いています。
Ethernet(イーサネット)の10BASE-Tや100BASE-TX、1000BASE-Tにおいてよく用いられる形態で、現在はこの方式が主流です。

ハブが通信を中継する役割を持つために、ネットワークに接続されているコンピュータが故障しても、その障害が他のコンピュータにまで及ぶことはありません。その場合でも故障したコンピュータだけが切り離された状態となり、ネットワーク全体としては正常に通信を行うことができるという特徴を持ちます。ただし、ハブが故障した場合にはそこで通信経路が遮断されることになるため、この場合はネットワーク全体が通信不良を引き起こすことになります。

他の接続形態であるバス型リング型のネットワークと比較して配線の自由度が高く、ハブ同士を連結することで階層構造を作ることもできます。そのため、この方式ではネットワーク全体を階層化して管理することができます。

関連用語

>>戻る【第55回:ネットワークトポロジー】

>>続く【第57回:バス型LAN】

TOP