用語解説

第55回:ネットワークトポロジー

ネットワークトポロジー(network topology)

ネットワークトポロジーとは、「コンピュータをネットワーク化する場合の接続形態」という意味を持ちます。コンピュータがどういった形態で接続されるのかを示す用語です。

LANの接続形態としてはスター型バス型リング型の3つがあり、これらが代表的なネットワークトポロジー(network topology)ということになります。

スター型LANはハブと呼ばれる集線装置にすべてのコンピュータを接続する形態で、Ethernet(イーサネット)の10BASE-Tや100BASE-TX、1000BASE-Tにおいてよく用いられる形態です。

バス型LANは1本のケーブルにすべてのコンピュータを接続する形態で、そのケーブル両端にはターミネータと呼ばれる終端装置がついています。この方式はEthernetの10BASE-2や10BASE-5において用いられます。

リング型はリング状に各コンピュータを接続する形態で、Token Ringにおいて用いられます。

ネットワークトポロジーとは、こうした各種接続形態を総括して述べる言葉であり、ある特定の接続形態を示すものではありません。たとえば「そのLANはどういったネットワークトポロジーで構成されていますか?」という使用法は適切ですが、「このLANはネットワークトポロジーで構成されています」という使用法だと、適切ではありません。

関連用語

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