ネットワークトポロジー(network topology)
ネットワークトポロジーとは、「コンピュータをネットワーク化する場合の接続形態」という意味を持ちます。コンピュータがどういった形態で接続されるのかを示す用語です。
LANの接続形態としてはスター型、バス型、リング型の3つがあり、これらが代表的なネットワークトポロジー(network topology)ということになります。
スター型LANはハブと呼ばれる集線装置にすべてのコンピュータを接続する形態で、Ethernet(イーサネット)の10BASE-Tや100BASE-TX、1000BASE-Tにおいてよく用いられる形態です。
バス型LANは1本のケーブルにすべてのコンピュータを接続する形態で、そのケーブル両端にはターミネータと呼ばれる終端装置がついています。この方式はEthernetの10BASE-2や10BASE-5において用いられます。
リング型はリング状に各コンピュータを接続する形態で、Token Ringにおいて用いられます。
ネットワークトポロジーとは、こうした各種接続形態を総括して述べる言葉であり、ある特定の接続形態を示すものではありません。たとえば「そのLANはどういったネットワークトポロジーで構成されていますか?」という使用法は適切ですが、「このLANはネットワークトポロジーで構成されています」という使用法だと、適切ではありません。