用語解説

第89回:HTTPS(エイチティーティーピーエス)

HTTPS(Hyper Text Transfer Protocol over SSL)

HTTPSとは、WWWサービスのデータ通信用に利用するHTTPというネットワークプロトコルに対して、SSLによる暗号化通信機能を追加したものです。WWWサーバとWWWブラウザ間の通信が暗号化されることで、クレジットカード番号や個人情報などを安全にやり取りすることができます。

WWWブラウザを用いてホームページを閲覧する時は、表示させたいURLをアドレスとして指定します。通常このアドレスは「http://」ではじまっているのが普通です。しかし、オンラインショッピングを利用している時などに、このアドレスが「https://」ではじまっている場合があります。これはHTTPSを用いて暗号化通信が行われることを示しているのです。

HTTPSではじまるURLのページでは、そのページ上から送信される情報はHTTPSによって安全が保証されることを示しています。これによって、オンラインショッピングでクレジットカード番号を入力したり、会員登録という名目で個人情報を入力したり、そういった情報の漏洩が防止されます。

Apple社のSafariや、Google社のChromeといった主要なWWWブラウザはこのプロトコルに対応しています。これらのWWWブラウザでHTTPSによる通信を行うと、インジケータ部分に暗号化通信中であることを示す鍵マークが表示されます。

関連用語

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