用語解説

第100回:Dynamic DNS(ダイナミックディーエヌエス)

Dynamic DNS

DNSの所持しているデータベース情報に変更があった時に、即座に通知したり、変更箇所のみを転送したりといった機能を持つDNSのことです。

通常のDNSでは、内容に変更があった場合でも、事前に決めた一定時間が経過しないと下位のサーバに通知されませんでした。そのため、変更が世界的に反映されるのにはおよそ3日程度の時間を要していました。Dynamic DNSでは変更が即座に通知されるため、このように時間がかかるということがありません。

現在はこのDynamic DNSを用いた、サブドメインの無料発行サービスも多く見られるようになっています。

ADSL光ファイバ接続など、常時接続回線によるインターネット接続は、形式上は専用線接続のような利用法ができることになります。つまり、本来であればサーバを構築してインターネットに公開することができるわけです。しかし、ADSLでは接続の度にIPアドレスが変化してしまうため、外部の利用者からは、どのアドレスにアクセスすれば良いかがわかりません。そこでDynamic DNSが活用されるわけです。

Dynamic DNSを利用すると、IPアドレスの変更が常に反映された状態となります。したがってドメイン名が固定でさえあれば、利用者はIPアドレスの変化を意識せずに外部からアクセスできるというわけです。

関連用語

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