用語解説

第72回:Webサイト

Webサイト

「サイト(site)」というのは、土地や敷地といった意味を持つ英単語です。これをネットワークにあてて使用した場合、データやファイルなどをまとめて置いてある場所(コンピュータやその内部にあるディスクなど)を指します。

つまりWebサイトという言葉は、WWW(World Wide Web) 上で、データやファィルがひとまとまりで置いてある場所······をあらわしています。

ひとまとまりというのは、たとえばabcd株式会社という会社が、WWW上に自社の会社概要などを載せていたとします。その情報は多くの場合、複数のページに分かれていたりするものですが、これをすべてひっくるめて、「abcd株式会社のWebサイト」という1つの単位に見なすということです。一般には、「ホームページ」という言葉がこの意味で広く使われていますが、あれは誤用のまま定着した言葉で、本来は「Webサイト」が正しい用語です。

したがって、「abcd株式会社のWebサイト」と言う場合、それは特定のページを示すものではなく、その集まりを示しています。では、個々のページはというと、こちらはWebページなどと呼ばれます。

Webサイトには、一般的にサイト全体の顔となるトップページ(メインページ、インデックスページとも)が設けられています。単に「○○のWebサイト」として記載されるアドレスは、このトップページを示すものです。

ちなみに前述の「abcd株式会社」のように、特定の企業や団体、著名人などが自身を紹介する目的で構築したWebサイトは、公式(オフィシャル)サイトとも呼ばれます。

関連用語

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