用語解説

第41回:UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)

UPnP(Universal Plug and Play)

プラグアンドプレイ (Plug and Play)とは「挿せば使える」という意味です。周辺機器をコンピュータに接続した際、セットアップや設定を行わなくとも自動的に使えるようになることを示します。

UPnPとは、ユニバーサルプラグアンドプレイ (Universal Plug and Play)の略で、プラグアンドプレイの考え方をネットワークにまで広げたものです。コンピュータや同辺機器、家電製品にいたるまで、ネットワークに接続して制御できるようにすることを目的とした規格で、Microsoft社によって提唱されました。

この規格に対応した機器では、ネットワークに参加してIPアドレスを取得することや、自分自身の持つ機能に関してネットワーク上の機器に通知するといったことが自動的に行われます。これによりネットワークに対する設定の必要がなくなり、「挿せば使える」ことになるのです。

現在この規格にはMicrosoft社のWindows MeやWindows XP以降のOSが対応しており、家庭向けのルータでもこれを実装する製品が増えました。

当初はMicrosoft社製品の中でUPnPを利用したビデオチャットや音声通話などが実装されるのみでしたが、近年はDLNAという「あらゆる情報機器を相互に接続し連動させるためのガイドライン」の基盤技術として採用され、家電やAV機器の分野にまでその活用範囲を広げています。

関連用語

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