用語解説

第79回:検索サイト

検索サイト(search engine)

検索サイトとは、インターネット上に公開されている情報を、キーワードなどを使って検索できるWebサイトのことを指します。他にサーチエンジン、検索エンジンといった呼び方があります。

検索サイトは大きく分けて2つの種類に分類できます。ひとつは「ディレクトリ型」。これは、あらかじめWebサイトをカテゴライズ化して登録しておき、その中から検索・抽出を行うものです。もうひとつは「全文検索型」。こっちは、公開されているWebサイトの内容をあらかじめ機械的に収集しておいて、その中をキーワードで検索するものです。

ディレクトリ型はキーワードに依らずとも、大分類から小分類へと自分の興味に沿ったカテゴリを選択していくことで、希望に叶うWebサイト情報が得られるところにメリットがあります。しかし、その「あらかじめカテゴライズ化する」という部分を満たすためには、人の手を介したWebサイトの登録作業が必要となり、網羅できる情報量に限りが出てしまいます。一方、全文検索型はロボットと呼ばれる自動巡回型のプログラムを使って、Webサイトの内容を収集します。そのため、広く網羅された情報からキーワード検索を行うことができますが、反面「多くの情報がヒットしすぎて、検索結果から必要な情報だけを拾うのに手間がかかる」という弊害があると(Google登場前までは)されていました。

こうした検索サイトは、日本国内ではYahoo!やGoogleといったあたりが代表的です。かつてはディレクトリ型検索サイトであるYahoo!が検索サイトの定番となっていましたが、検索結果に重み付けを行うことで全文検索型の弱点を払拭したGoogleが登場して以降、検索サイトの主流はそちら側へ移行しました。

関連用語

>>戻る【第78回:ポータルサイト】

>>続く【第80回:ブログ】

TOP