用語解説

第86回:NNTP(エヌエヌティーピー)

NNTP(Network News Transfer Protocol)

NNTPとは、インターネット上の電子会議室システムである、ネットニュースにおいて使用されるネットワークプロトコルで、通常は通信ポートとして119番を使用します。投稿記事の配信や、ユーザからの投稿受け付け、およびニュースサーバ間で行われる記事の交換に用いられます。

ニュースサーバとは、ネットニュース上を流れる記事の保存と配信を行うサーバで、NNTPサーバとも呼ばれます。ネットニュースにおける最大の特徴は、このニュースサーバ同士がNNTPを用いて相互に情報交換をすることにあります。

ニュースサーバは投稿を受けると、その内容を隣接するニュースサーバにも伝達します。ただし記事の送信は無条件に行われるのではなく、相手のニュースサーバがその記事を持っていない場合だけ行うことになっています。それがバケツリレーのようにこユースサーバ間で繰り返されて行くことによって、世界中のニュースサーバから同じ投稿内容を参照できるようになっているのです。

古くはUUCP (Unix to Unix CoPy)というプロトコルを用いて、サーバ間でのやり取りを行っていましたが、TCP/IPによる常時接続が一般化したことから、NNTPによる配信が一般化されました。

関連用語

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