用語解説

第95回:JavaScript(ジャバスクリプト)

JavaScript

JavaScriptとは、旧Netscape Communicasions社が、同社のWebブラウザ Netscape Navigator2.0ではじめて実装したスクリプト言語のことです。Sun Microsystems社のJava言語に似た名称ですが、若干文法に似た点がある他は両者に互換性はなく、まったくの別物です。

1997年にヨーロッパの標準団体であるECMAによって標準化が行われ、その仕様は「ECMAScript」として定められました。現在では多くのWebブラウザがこれをサポートする他、OSやアプリケーション上で自動処理を行うための仕掛けとして、このJavaScriptや類似のスクリプト言語を実装するケースも多く見られます。

JavaScriptの主な用途は、印刷物と同じく静的なページでしかなかったWebサイトに、動的なメニュー操作や入カチェックといった動きや対話性を付加することです。スクリプト言語は「簡易的なプログラミング言語」と称されることも多く、記述したプログラムを複雑な手順なしで実行できるところに特徴があります。JavaScriptもそれに習い、HTMLファイル内に直接プログラムを記述して、Webサイトに様々な動的効果を付加することができるようになっています。

現在ではWebブラウザ間での互換性も高く、Webサイト構築には欠かせない存在となったJavaScriptですが、高機能であるが故に用法次第では悪意のあるWebページを生成できる可能性もあるなど、注意すべき点もないわけではありません。

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