用語解説

第73回:WWWブラウザ(ダブリュダブリュダブリュブラウザ)

WWWブラウザ(Webブラウザ)

WWWブラウザとは、Webサイトを閲覧するために使うアプリケーションソフトのことで、Webブラウザや単にブラウザとも呼ばれます。

このソフトの役割は、主にインターネットからHTMLファイルを取得して、そこに書かれた構文をもとにテキストを整形して表示することです。HTMLファイル内に画像の指定があった場合は、その画像を取得した上でテキストとともに表示するという、グラフィカルな側面も持ちます。

こうしたグラフィカルなWWWブラウザとしては、1993年に発表されたNCSA(米国立スーパーコンピュータ研究所) のMosaicというWebブラウザが世界最初のものとなります。その後この開発チームはNetscape Communicasions社を興し、Netscape NavigatorというWWWブラウザを発表。インターネットの爆発的な普及に貢献します。

しかし、インターネットの爆発的な普及にともない、GUIインフラとしての役割も持ちはじめたWWWブラウザに危機感を抱いたのか、1995年にはMicrosoft社もMosaicのライセンスを受けてInternet ExplorerというWWWブラウザの開発に着手。激しい競争の結果、このInternet Explorerが圧倒的なシェアを占め、そのまま寡占状態に至るかと見えました······が、スマートフォンの台頭によって、現在はApple社のSafariやGoogle社のChromeなどがメジャーになっています。

近年こうしたWWWブラウザ機能は、OSの一機能として組込み済みであることがほとんどです。そのため、単独のアプリケーションソフトだと意識する機会は以前と比ペて減っています。

関連用語

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