「ネットワークプロトコル」とは
ネットワークを過じてコンピュータ同士が情報をやりとりする手順、これをネットワークプロトコルと呼びます。たとえば私たち人間は、言葉を使って会話することができます。しかし、この時、お互いに用いる言語が異なってしまうと、相手の言っていることは理解できません。英語で話す人に日本語で答えても通じませんよね。それと同じことがコンピュータのネットワークにも言えるのです。
つまり、ネットワークプロトコルとは、通信を行う手順を定めたものであると同時に、コンピュータ同士が会話するために必要な共通言語でもあると言えるのです。通信を行う手順というところは、身の回りにある電話や手紙に置き換えてみても良いでしょう。どういった手段で、どういった手順を踏んで、どんな言葉で情報を送るか、これらの決め事がプロトコルなのです。
そして、その手段、手順、言葉といった役割ごとに、ネットワークプロトコルは階層構造に区分けされています。これにより、使用するネットワークサービスごとに、それぞれ最適なプロトコルを組み合わせて用いることができるようになっているのです。