用語解説

第25回:光ファイバ接続

光ファイバ接続(光ファイバー)

現在、電話局と加入者宅間はアナログ電話用の銅線で接続されています。これを光ファイバーに置き換えることで、より高速なインターネット通信を可能とするのが、光ファイバ接続サービスです。

光ファイバーは外乱に強く、銅線とは違って外部からの影響を受けません。そのため、高速な伝送特性を生かした高品質の通信が可能となります。通信速度は10Mbps~2Gbpsと非常に高速で、従来は現実的ではなかった音楽や動画といったマルチメディアコンテンツの配信も実用的となりました。現在は、ネットワークを利用した各種サービスのインフラとして、様々な用途に活用されています。

こうした光ファイバ網による接続サービスは、当初は東京・大阪・名古屋といった大都市や政令都市クラスまでに限られていました。しかしサービスインから数年が過ぎたあたりで、かなりの範囲が網羅されるようになり、今ではNTTやKDDIなどが全国的なサービスとして手がけています。

一方で、以前は「光ファイバ接続までのつなぎ技術」と見られていたADSLとは、共存していく方向に収束しつつあります。光ファイバ接続はサービス料金がそれなりに高価であるため、より安価なADSLサービスと比較して、利用者が「自身の求める速度に応じてサービスを選択する」といったスタイルに落ち着きつつあるのです。

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